ドイツ・オーストリア旅行記(その4)

わい虎です。

ドイツ・オーストリア旅行回想録その4です。

 

いよいよ旅のメインイベント。この日のためにやって来た。

本場ドイツのオクトーバーフェスト!

日本版オクトーバーフェストは、東京では駒沢公園、大阪では長居公園で開かれた

フェストに参加したことがあるけど、果たしてどれほど違うのか、

本場はどれほど想像以上にすごいのか実際に体験してみる時が来た。

 

今回の日程

「ロマンティック街道&ウィーン8日間」

  1. – 日本発~アムステルダム~フランクフルト(午後、夕方着)
  2. – ライン川クルーズ 夕刻ローテンブルク着
  3. 昼ホーエンシュヴァンガウ着、ノイシュバンシュタイン城とヴィース教会観光。夜ミュンヘン
  4. ミュンヘンでオクトーバフェスト(終日自由行動)
  5. – ミュンヘン~電車移動~夕刻ウィーン着
  6. – ウィーン(終日自由行動)
  7. – ウィーン~アムステルダム
  8. – 日本着(午前)

その4は終日ミュンヘンでオクトーバーフェスト!

ホテル朝食の後、前日に揃えたディアンドル&レーダーホーゼンに着替え

準備万端でイベント会場へ向かう。

前日(その3)の教訓でミュンヘン市内の移動方法はすでにバッチリ。

あらかじめ地下鉄Uバーン&バスの一日乗車券を購入済み。

 

オクトーバーフェスト会場の最寄りは、Theresienwiese駅が最寄りのデカイ公園だが、

今回はHISツアーで行くのでミュンヘン中央駅で待ち合わせ。

 

旅の前に調べた情報では、

オクトーバーフェスト会場は入場無料で自由に入れるけど、

いざビールを飲むには「テント」でなければいけないらしい。

(テント以外ではアルコール販売禁止)

そしてこのテント予約が公式サイト(ドイツ語と英語)からじゃないとダメ。

試しに英語で予約を進めるようとすると、団体(20名~)の受け付けしかない。。。

 

個人で行くのは諦め、企画ツアーを「オクトーバーフェスト テント 予約」で探すと

オプショナルツアー・現地ツアーの[みゅう]

のほぼ1択。

ホテル・フライト・他ツアーの国内パッケージはいくつかあるけど

テント予約が付いてるのはHISだけ。

だから今回はHISツアーにした、という経緯だった。

 

前置きが長くなったけど、だからこそ当日現地で集った

自分たち以外のみんなは「HIS・みゅう」でやって来たに違いない。

そして、さらに、だからこそ

集ったメンバーの年齢層は20台中盤~30代後半までという

若い気の合う連中だった。

(ちっさいお子さん連れの夫婦もいた)

 

いざオクトーバーフェスト会場へ

 

ツアーガイドさんは日本人女性(仲良くなれて色々経歴など聞ける)で

メンバー全員が無事に揃ったので、いざ会場へ出発!

中央駅から歩いて15分くらい。

多くの人が一同に会場へ向かう。

花火大会とかお祭りの日のような人出、雰囲気。

これが約1ヶ月間ずっとなのだからすごい。

お手洗いの大行列を横目に、

会場に着くと簡単なボディチェックと持ち物検査。

すんなりパスして敷地内へ。

まず思うのは、ここは遊園地かな?

結構なアトラクションがたくさん。

お化け屋敷なんかもあったりして。

他にも屋台がたくさん。

やっぱりみんな着てるね衣装。

これぞ本物。

衣装を着ていない人の方が、どうやら少数派。

用意していて良かった~😄

 

ここからはテントエリア。

 

テントと言っても、普通に建物。

たぶんフェスト期間が終わったら取り壊すのかな?

 

これがAMMERのテント、我々の予約先。

チキンを焼く機械仕掛けがお出迎え。

まさにチキン料理が有名な老舗レストランらしい。

 

本当はベタに有名なレーベンブロイなど醸造所が運営する

テントが良かったけど、ツアーに無いので仕方がない。

おそらく人気過ぎて予約が難しいのだろう。

中に入るとこんな感じ。想像よりもだいぶ落ち着いた雰囲気。

もっとウェーイしてるのかと思いきや。

あれ?ちょっと間違ったかな?11時頃やし早すぎただけかな。

 

それでも良い!飲んで忘れよう、楽しもう!

ウェーイ、これぞ本場のビール!1リットルジョッキしかありまへん

ウェーイ、チキン!チキン!チキン!

 

女性陣だけで、ハイ、記念撮影!

最初は初めましてで硬かったけど、お酒の力はやっぱり偉大。

ものの数十分で早くも仲良し。

前日までのツアーで一緒だったメンバーも、

これまではお互いに遠慮して、ほとんど会話が無かったけど、

ここに来て一気に打ち解ける。

なんやもっと早く酒盛りしておけば良かったんや。

 

そうこうしてるうちに、他のお客さんで一杯になり

生演奏なんかもあったりしてテント内は大盛り上がり!

 

予約制のテントだからこそ、お手洗いもそんなに混んでなくて

心配してたような行列には巻き込まれなかった。

 

2時間制のときが一気に経ち、一旦お開き。

ツアーが一緒だったメンバーと意気投合して、このあとも一緒に回ることに。

大御所テントに入りたくてテーブル席待ちの列に並ぶも、

時間がかかって仕方がない。

諦めてテント内に入るだけにする。

すると、目に広がるこの景色。

これよ、これ!これ!

 

そしてやっぱり歌うのよね、これ

『乾杯の歌 Ein Prosit』(アイン・プロージット)

Ein Prosit, Ein Prosit, der Gemütlichkeit

アイン プロージット アイン プロージット
デア(デル) ゲミュートリッヒカイト

(意味:乾杯 乾杯 心地よい気分で)

Eins, zwei, drei, g’suffa! Prost!
アインス ツヴァイ ドライ ズッファ! プロースト!

(意味:1、2、3、飲み干せ! 乾杯!)

みんな盛大に酔っ払ってて、みんな超笑顔。

陽気に話しかけてくる連中もいる。

 

これはたぶん、仲間に加えて!ってお願いしたら

簡単に一座に入っていけそうな雰囲気。

女の子だけなら、尚余裕だろう。

 

次の機会(気に入ったので来年?!)にはテント予約なしでも

仲間に入ってみせる!

 

 

他のテントにも潜入。

まさにこういうのが見たかった。大変満足。

気に入りました。

この後、酔った勢いで遊園地的アトラクションに乗り

頭がグワングワンになりながら、オクトーバーフェストを満喫。

あー楽しかったー。また来ようと誓う。

 

徐々に奇妙な観光へ

ツアー仲間のうち、男二人で来ていた子達が何やらこの後約束をしているとのこと。

聞けば、日本で仲良くなったドイツ人の友達(仮名:ミハイル)と再会するらしい。

そして仲間内で小さなブルワリーを切り盛りする知人の所へ向かうと言う。

 

一緒に行きます?と誘ってくれるので、

じゃあもう行きますよね、喜んで。

 

ビールとアトラクションで結構酔ってるし、勢いづいてるので、

この後の予定なんか何も考えていない。渡りに船とばかりに付いていく。

 

わいら夫婦と、もう一方のツアー仲間の新婚夫婦と、男の子二人、合計6人で

ミハイルと落ち合うために待ち合わせ場所へ向かう。

マリエン広場だったか?で無事に合流し、彼に連れられるままに

ミュンヘン市街を離れ郊外へ電車移動。

 

どこをどう移動したのか、

新ミュンヘン国際見本市会場(←後から調べた)がたぶん近い所、

何でもないような普通のアパート建物に到着。

この地下にブルワリーがあるのだと言う。

チャイムを鳴らし、入っていくと・・・

おほー!作ってる作ってる!なんとも香ばしい。

いたって普通の地下室のお宅に入り、間取りで言うと1LDK風呂なし?

広めのダイニングキッチンを醸造に使っているという感じ。

上の写真は瓶詰め作業の機械。

 

ミハイルは日本語が堪能で、醸造主である彼の知人のドイツ語を

我々に同時通訳してくれる。

ビール造りについて聞きたいこと、この機械は何や。

流通するのか?いや仲間内だけで消費する。

何でもフランクに答えてくれる。

そもそも、ツアー仲間の今回誘ってくれた子たちが

飲食関係に勤めていて、クラフトビールの仕入れに興味がある。

 

そして、待ってました。テイスティングー、正直試飲したくて来てるし。

出来たてホヤホヤ。色が濃い。

この旅で飲んできたどのビールにも見劣りしない普通に最高に美味い酒。

 

作り手の規模に関係なく、この品質はホンマすごい。

ぜひお友達になって直輸入したい。

 

最後に、このブルワリーオリジナルのビアグラス、ビアジョッキを

格安で譲ってもらい、ホクホク顔でお別れする。おおきに。

ちなみにこれは、ブルワリー内に掲げていた看板。

“Free Beer Tomorrow” 「明日はビールが無料ですよ」

実際の明日になっても、明日はビールが無料。

永遠にそのビール無料Dayは来ない。

だから今日を頑張ろう!明日やろうはバカ野郎!みたいなことらしい。

 

その後、市内に戻りミハイルによるミュンヘンツアー。

ひたすら歩く歩く。そしてその歩みのスピードがタフ。

だいぶ練り歩き回った最後にミュンヘン大学に寄り、

夜の校内見学。(自由に入れるのね)

その後、側の学生街の中で人気のレストランへ。

 

20時頃に入店するも、人気という割に人はまばら。

聞けば学生達はこの時間、まだレポートを書いてるだろう。

彼らが夜の街に遊びに出てくるのは24時頃だと言う。

 

長くて濃かった、夢にまで見た一日もこれにて終了。

翌日はミュンヘンを離れ、ウィーンへ行く。

はぁまた来たいぜオクトーバーフェスト。

 

その4おわり

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